伊豆の小京都と呼ばれている修善寺。
ここは、温泉もお寺も歴史がある街です。
心を清めに「修禅寺 」へぜひお出かけください。
修善寺温泉街の中心にある人気スポットで、まずはご挨拶がてらお参りへ行きましょう。
修禅寺の特徴と見どころ
この「修禅寺」は、807年に空海によって創建された歴史あるお寺です。
正式名称は「福地山修禅萬安禅寺(ふくちざんしゅぜんばんなんぜんじ)」と呼ばれ、伊豆の八十八か所の決願としても有名です。
ちなみに修禅寺は、「修善寺」という地名の由来になったお寺でもあります。
鎌倉時代には、鎌倉幕府二代将軍の源頼朝が修禅寺に幽閉され、門前にあった筥湯で暗殺された地でもあります。歴史好きにはたまらない場所なんですね。修禅寺を始め温泉街を心ゆくまで散策してみましょう。
温泉が出る手水舎
なんと、龍の口から源泉かけ流しの温泉が出る手水舎。
水だと思っていたのに温かいお湯にびっくりしてしまいました。
夏には暑く感じる温度ですが、温かいお湯で手を清められるはいいですね。
手を洗った後は、ほんのり温泉のにおいがしましたよ。
そして、なんと飲むことも出来るんですよ。
まぁ、あまり気にしない方でしたらぜひ試飲してみてください。
宝物殿
歴史に興味ある方は有料にはなりますが宝物殿を見学してみてはいかがでしょうか。
修禅寺内にあるので訪れた際は一緒に観光できますよ。
あまり広くないのですぐ見終わってしまう感じですが、修善寺の歴史が詰まっていて興味がる方にはたまらないと思います。
1200年の歴史を誇る源氏に関する寺宝の数々が展示され、天井画には川端龍子氏作の龍の絵があり圧巻ですよ。
鐘楼
たまたま、夕方散歩がてら伺うと閉門17時で鐘を撞いている所に遭遇。
思わず足を止め、その音色にうっとりしてしまいました。
鳴り響く鐘の音が鮮やかに空に響き渡っていましたよ。
ちなみに、朝5時の開門時にも鐘を撞くんですよ。
一日2回素敵な鐘の音を聞くことができます。
また、大晦日には、一般の方にも整理券が配布され順番に鐘を撞くことができるそうです。普段は入ることができない鐘楼堂に入る貴重なチャンスですよね。
あまり知られていない修禅寺 奥の院
ここは、修禅寺からいろは道をたどり、約5km西へ行った湯舟集落にあります。
修禅寺から車で15分程山道を走り、その名の通り、奥へ行くと「修禅寺奥の院」が見えてきます。実は、開運パワースポット場所でもあるので、静かに心を落ち着つかせにぜひ寄り道してみましょう。
奥の院は別名「正覚寺」ともいい、延暦10年(791年)に18歳に空海が修行をした所と言われています。
馳籠の窟(かりごめのいわや)という岩洞があり、昔、ここの付近は天魔地妖が修行を妨げいた為、この窟に封じ込めたという伝説があります。
馳籠の窟のまわりの壁は岩がうすい板状に細かく割れて見事な素敵な景観となっています。
やや妖怪に対してはファンタジーさを感じますが、行ってみてなんか気のせい?かもですがゾクゾクしてしまいました。
厄払いスポットでもあるので余計な厄を取り除いてくれるようお願いしました。
そして、その岩壁に「阿吽の滝」が流れ落ちています。
滝の横には弘法大師魔壇という修行に使われたとされる石もありました。
しかし、空海は18歳で修行をしに来て、雑念の多い私には18歳でこんな所にはこれないなぁ。なんて考えてました。
滝のマイナスイオンで心を浄化するに精一杯の私です。
修禅寺近くのレストラン・カフェ
せっかく、修善寺に来たなら修善寺ならではのご当地グルメを頂かない訳にはいきません。
有名グルメと言えば、修善寺蕎麦。
そして、名産の山葵と一緒に食べるのは最高ですよね。
数ある中で私がほんとに美味しいと思った蕎麦屋さんをご紹介します。
隠れ家的なお蕎麦 食堂 富士屋
こちらは、何度もお邪魔している新井旅館の仲居さんからの紹介です。
穴場的な感じで静かな素敵なお店なんですよ。
住宅地内にある、一見家?みたいで分かりづらいかもですが味は間違いなく美味しいです。
店主さんは、脱サラし蕎麦好きが高じてお店を開店したそうです。
「おバカな店主の独り言」なんて書いてあるお手紙あり素敵なお店です。
私は、合鴨とキノコのせいろを注文。さらに合鴨焼きも。
お蕎麦は、細くてコシがあって甘い。甘い。
けど、合鴨とキノコを絡ませにつけて食べるとなお良き。
もちろん山葵も合鴨と相性も悪くないのよ。
そして、蕎麦湯がなんとドロっとしていて絶妙のうまさ!
蕎麦湯がこんなドロってしているの初めて。
今では、有料になってしまったお通しとそば粉のデザートがついてきます。
一色庵
修善寺温泉街の散策に疲れたら甘味処でちょっと一息してみてはいかがでしょうか。
虎渓橋のたもとに立つ甘味処屋さんです。
クリームあんみつを注文しました。
卓上のお花も可愛らしいですよ。
ここは、先払い方式なので、席を確保したら注文をしに行きます。
観光地あるあるで閉店時間も早いのでお時間にはお気をつけください。
茶庵 芙蓉
やや中心部から離れていますが、源範頼のお墓の隣にあるのでそこを目指していけば到着できます。
路地に入り高台にある場所なんで晴れていれば最高の景色が眺めることができます。
ここは、明治時代に建てられた趣のある古民家を利用したお店だそうです。
入店の際は、玄関にある銅鑼を鳴らすんですよ。
恥ずかしがらず思いっきり叩きましょう。
天候や急なお休みもあるのでこちらのお店も事前に営業しているか調べてかお出かけください。
修禅寺の近辺のホテル
修善寺は、温泉街でもあるようにたくさんの宿泊施設があります。その中で特におすすめのホテルをご紹介しますね。
新井旅館
修善寺に行くなら、おすすめのホテルは「修善寺温泉 国の登録文化財の宿 新井旅館」です。
私が実際泊まった体験記もお読みください。
たまに行く贅沢な気分を味わいたい方に参考になると思います。
宙 SORA 渡月荘金龍
この「修善寺温泉 宙SORA 渡月荘金龍」は、かの有名なドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のロケ地で話題になった旅館です。
とにかく、目の前に広がる山や庭園が素敵すぎて心が癒されますよ。
“光の箱船”の露店風呂が最高です!!
浴槽がライトアップされ白く浮かび上がり、庭園との素敵なコラボがなんともたまりません。
湯回廊 菊屋(共立リゾート)
「湯回廊 菊屋(共立リゾート)」は、女子旅はもちろん一人旅にものんびりできる場所です。温泉に入ってのんびりと過ごしたい方にぴったりです。
創業400年の歴史を誇る湯回廊 菊屋。文豪・夏目漱石氏が滞在した伝統あるお宿。
回廊も素敵で迷子になりながらも散策するのは楽しいものです。
予約なしで入れる24時間無料貸し切り風呂や無料の飲み物、駄菓子、夜食ラーメン、牛乳、乳酸菌飲料などなど嬉しいサービスに思わず食べ過ぎてしまいます。
修禅寺のまとめ
静岡県伊豆市の歴史ある温泉街として多くの人に親しまれている修善寺。
こうやって調べてみると、修善寺温泉の歴史は、「修禅寺」の歴史と共にあるんだなぁ。としみじみ感じます。
その他にも独鈷の湯、日枝神社、指月殿、筥湯などまだまだ名所があるんですよ。
歴史を感じながらぜひ、修善寺を散策を楽しんで見てくださいね。
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