この「寒川神社」は、神奈川県の高座郡寒川町にある古くから信仰されてきた神社です。
相模国一之宮と称されていて、全国唯一の八方除けの守護神として知られています。
ちなみに、八方除けとは、人生のあらゆる災難や障害を除くという意味で、寒川神社に参拝することで、人生のさまざまな困難を乗り越えられる力を得られると信じられています。
寒川神社には1600年の歴史があり、歴代の武将や幕府からも篤い信仰を受けてきました。
なんと、現在では、年間200万人の参拝者が訪れる人気のパワースポット神社です。
今回、色々と困難が続いたこともあり、心を清らかにしてもらおうと、ご祈祷に出掛けてきました。
寒川神社への行き方、ご祈祷の様子やご祈祷料金など体験したことをご紹介します。
寒川神社へご祈祷
思い立ったら吉日で土曜日の午後お邪魔しました。
ご祈祷をやる日や時間帯など色々あるようですが、私はこだわらず心のままに出掛けることにしました。
では、早速ご祈祷へ参りましょう。
寒川神社ご祈祷の申し込み方法は?
寒川神社では、年中無休で八方除けをはじめとする様々なご祈祷を受けることができるんですよ。
予約はないため当日行って受付を行うので、混雑時には早めに出掛けるのがいいかと思います。
ご祈祷の受付時間は午前8時から午後5時までとなっています。
ご祈祷の受付場所は、参道を通って本殿の右手にある客殿となります。
まずは、ご祈祷の申し込み書に名前、住所、生年月日を記入します。
ちなみに、事前に公式HPからダウンロードし記入して持参することもできます。
その後、受付に行きご祈祷内容を聞かれますのでしっかりとお話してみましょう。
その際、具体的に相談を伝えると色々細かく相談に乗ってくれるそうです。
例えば、来月手術がある。お店をオープンする。など。
神様へきちんとご挨拶をするにはやはり具体的に伝えるといいそうですよ。
受付の所要時間としては、行事や年始以外なら混雑もなさそうです。
土曜の午後でボチボチ人がいるなぁ。ってくらいでした。
また、寒川神社では郵送やオンラインによるご祈祷も行っているそうです。
ご参拝が叶わない方や遠方の方にも便利ですね。
ご祈祷料について
受付が終わると、ご祈祷料を支払います。
ご祈祷料は、3000円、5000円、1万円、3万円、5万円までの5段階があります。
5段階もあれば悩むと思いますが、神様への感謝のお気持ちなのでそれを表せばいいかと思います。
ちなみに、平均的なご祈祷料は5000円くらいと言われていて、今回、私も5000円でお願いしました。
たくさん座れるソファの待ちあい室
ご祈祷料を支払ったら順番待ちの番号札と神獄山神苑の入苑券を受け取ります。
待合室へ移動し番号札が呼ばれるまで待機します。
待合室には、ウォーターサーバーがあったり、また、授乳室も設置しているのでお子様連れのママさんにも安心して利用できる場所ですね。
私が行った時は、ちょうど番号の一つ前のグループの人達で溢れかえっていましたが、その方達が移動したことで、ソファもゆったりと座ることができました。
その後、50人くらいでしょうか。
私と同じグループ番号の人たちも集まり、お声が掛かります。
待ち時間は、約20分くらいでした。
コロナ前は、白装束を羽織てのご祈祷をされていたそうです。
ご祈祷の流れ
さぁ、とうとう本殿に向かいます。
まずは、手を洗うところがあるので、手と口を清め本殿へと入ります。
本殿に入り、後ろを振り返るとお賽銭箱が見えるところですね。
また、違った景色に胸が躍りました。
本殿には、ずらりと総檜作りのイスが並んでいて、お好きな所へ座っていきます。
1回で216名が座れる作りとなっているのでたくさんの方達のご祈祷ができるんですね。
本殿は、国の重要文化財に指定されている立派な建物で、見事な彫刻や絵画が飾られていました。
しかし、ぼーっとしているとあっという間に自分の名前が呼ばれてしまうのでしっかりと心を静め神様にお伝えしてきました。
その後、読み上げが終わると社司さんの指示に従って、各自で二礼二拍手一礼を行い本殿を離れます。
ご祈祷後は、授与所で授与品を受け取ります。
私は、5000円でしたので、記名板剣神札・八方札(九体)・御守・御神土・御神供・御神酒・御箸などを頂きました。
御祈願御神札のまつり方という説明もついているので分かりやすく安心しました。
ご祈祷後の楽しみは、神獄山神苑散策へ
さぁ、ご祈祷後は、ぜひ神獄山神苑(かんたけやま)に参りましょう。
寒川神社のご本殿の奥にある神聖な場所でパワースポットとしても有名です。
こちらの神獄山神苑に入るには、ご本殿でご祈祷を受けた人だけが入れるんですよ。
ちなみに、一枚で同行者全員が入苑でき、当日券ではないので後からでも見ることができます。
時間は、受付が15時半までとなっているので早めの入苑をおすすめします。
まずは、手水舎で手を清めます。
奥には、寒川神社の起源に深く関わる伝えられる「難波の小池」があり、ここがパワースポット場だと言われています。
私には霊感的なものはので分かりませんが、分かる人にはここはすごい気を感じるそうですよ。
そして、手水舎の横にはご神水があり、売店でボトルを購入することができます。
内門をくぐると「八氣の泉」が見えてきます。
何だかとても落ち着く場所でした。
池泉回遊式の日本庭園が広がっていて、心穏やかにゆっくりと散策することができました。
その他、茶屋や資料館なども併設されています。
こちらが茶屋「和楽亭」です。
散策に疲れたらぜひ、お立ちよりください。
お抹茶と季節の和菓子を食べながら日本庭園を眺めることができるんですよ。
お抹茶とお菓子セットで500円とお手頃価格です。
こちらの「方徳資料館」は、神社の歴史や八方除についての資料が展示されています。
それほど広くはない資料館ですが、興味深く見ることができました。
何気なく思っていた方位も実は大切なんだぁ。って考えることができました。
庭園内は、四季折々の自然や鳥のさえずりに癒されるとともに、厳かな神気を感じることができます。
寒川神社の行き方
寒川神社は、公共交通機関や車で訪れることができます。
公共交通機関を利用する場合
最寄り駅は、JR相模線宮山駅。
そこから徒歩で7分程で寒川神社へ到着します。
田舎らしいほのぼのした道ですので自然に触れながらのんびり歩くにはいいかと思います。
また、新宿から寒川神社へ行く方法としては、小田急線で海老名まで出てそこから相模線へ乗り換えとなります。
お車での利用をする場合
東名高速道路から小田原厚木道路を経由し、圏央道寒川北ICより車で5分。
その他、一番近い出口は寒川北ICですが近隣にある他の高速出口からも到着します。
・東名高速道路厚木ICから7分ほど。
・小田原厚木道路 伊勢原ICから8分ほど。
・海老名ICから7分ほど。
・新湘南バイパス 茅ヶ崎中央ICから17分ほど。
駐車場は、境内に無料の第1~第4駐車場がありますが、台数に限りがあるので、混雑時には近隣の有料駐車場を利用することをおすすめします。
鎮守の杜 koyo
寒川神社の第二駐車場の入り口付近にある「鎮守の杜 koyo」があります。
1階がお土産販売、2階がレストランとなっている建物となっていて、大きな窓からは 緑が見えてほんと眺めが良いんですよ。
気候が良い時は、テラス席も気持ちいいかと思います。
近隣のホテル
8HOTEL CHIGSAKI
この「8HOTEL CHIGASAKI」は、茅ヶ崎駅南口から徒歩4分とアクセスが便利な場所にあります。
内装は、海外のモーテルのような作りになっていて非日常的空間が魅力的です。
そして、ホテルの真ん中にド~ンと、オシャレなプールがあったり、本格フィンランド式サウナがあったりと最高の至福の時を味わうことができるホテルなんですよ。
フォトジェニックな写真を撮りたい方やサウナ好きな方におすすめのホテルです。
サウナー好きにはたまらないと口コミでも評判です。
ホテルビスタ海老名
この「ホテルビスタ海老名」は、小田急線、相鉄本線、JR3線路が乗り入れる海老名駅から徒歩3分という好立地にあります。
ここホテルビスタ海老名は、バス、トイレ、洗面の水回りがそれぞれ独立した「3点独立型水回り」を導入していて、ゆったりとバスタブでリラックスできるんですよ。
和食と洋食のバイキング形式の朝食を提供していて、地元伊勢原の健康食材「自然薯大山」を使用したとろろが人気で美味しいんですよ。
水回り3点が独立していて良かったと口コミで評判となっています。
ご祈祷を終えて
寒川神社でのご祈祷は、私にとってとても有意義な体験でした。
境内には、重厚な本殿や拝殿のほかにも歴史的な遺物や巨木などが見られ自然も溢れる素晴らしい神社です。
年間を通して、さまざまな行事や祭典が行われており、特に例大祭や迎春ねぶたは見逃せません。
寒川神社は八方除のご利益があると言われていて、厄除けや開運招福などにおすすめです。
神社の雰囲気は清々しく、神職の方々も丁寧に対応してくださり、ご祈祷を受けたことで、心に安らぎと希望が湧いてきました。
人生にはさまざまな困難を乗り越えなくてはならないことがつきものですよね。
そんな時は、ぜひ寒川神社へ訪れてご祈祷を体感してみてください。
心の平安と自信を取り戻すことができると思いますよ。
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