修善寺に行くなら、おすすめのホテルは「修善寺温泉 国の登録文化財の宿 新井旅館」です。
このホテルはなんと言っても国の登録文化財に認定された純和風旅館。私はこの旅館が大好きで何度も足を運んでいますが、毎回新たな発見がある素敵な旅館です。
歴史ある客室を始め源泉かけ流しの温泉でしっぽりと優雅に一度は泊まってみたい旅館です。
登録文化財の客室
全館の客室ではありませんが文化財となっている部屋がありとても風情を感じることができる作りとなっています。
私が泊まった花の棟は桂川と対面の竹林の小径を眺めることができ心が洗われるようでした。
池の上に浮いている?ような華の池はたくさんの元気な鯉が泳いでいます。何とも贅沢な作り。近寄ると鯉が近寄ってきます。餌やりをして鯉さんと戯れました。
ここ「新井旅館」は、長い歴史があり、そこにたくさんの文人墨客が訪れていたとのことです。
今は、従業員の方のお部屋になってしまったようですが月の棟では芥川龍之介氏が長期滞在し執筆に精を出したと言われている部屋なんだそうです。
身近に芥川龍之介を感じられるだけで私は興奮してしまいました。
伊豆の新鮮な旬の味覚をたっぷりと堪能できる
夕食はとにかくおしゃれな会席料理です。
海の幸から山の幸までその時の旬の物がお目見えしてきます。
こんな素敵なお料理ならばやっぱりお酒もビールもすすみますね。
地ビールや地酒が揃っていますのでぜひ堪能してみて下さい。
そして、ドリンクにも美味しい飲み物を発見!「食べる人参ジュース」。
これが実に悪くないんですよ。
人参嫌いな私でも癖なく頂けるジュースです。
お子さんから高齢者まで幅広く大人気のジュースだそうです。
こちらも併せてお試しください。
ちなみに売店にも販売していてもちろん、私は購入しましたよ。
仲居さんが絶妙なタイミングでお料理を持ってきてくれて、丁寧にお料理の説明を一つひとつしてくれるのでそれを聞くのも楽しみです。
そして、何と言っても、伊豆と言えば山葵。
生山葵をすり下ろし、新井特製の手作りふりかけをごはんにのせて少量の醤油をかけて食べるローカルフードがあるそうです。
これがほんと美味しいんですよ。
さらにご飯は修善寺産「桂流こしひかり」を使用していて、ご飯に生山葵にと間違いないシメの一品です。
お部屋でのんびりと温かい物は温かいうちに食べてもらうという食事の提供の仕方の心配りも嬉しいですね。
友人、恋人、家族と大好きな人との楽しい食事が美味しさをさらに増してくれます。
浴場は全て温泉かけ流し
「新井旅館」の浴場は、全て温泉かけ流しとなっています。
泉質は、アルカリ性単純泉で無色透明、においもなくとても入りやすい温泉です。
そして、女性には嬉しい美肌効果がありお肌もつるつるです。
お風呂は全部で6ケ所あり、特に入浴してほしいのは、天平大浴堂。
天平時代の建築を模した日本で唯一の文化財指定の浴場です。
昭和9年築、総檜造りとなっていて浴槽の縁は巨大な伊豆石を刻み桂石には人夫20人がかりで1日15センチしか動かせない巨大なものを据え、3年かけ完成したお風呂だそうです。
天井が高くお寺や神社を思わせる感じのお風呂なんですよ。
なんと!先ほど餌やりで戯れた鯉さんたちも優雅に泳いでいるのが見えるんですよ。
たまたま、他の人と時間がかぶらずほぼ貸し切り状態での入浴でのんびり優雅な気持ちで入浴することができました。
そして、昔風のお風呂ということでシャワーや蛇口の無いお風呂なので頭を洗うのは止めた方がいいかもしれません。
たまには、建物の作りを眺めながらのんびり、まったりとお風呂に浸って心も体もリフレッシュするのもいいですよね。
近隣の人気観光スポット
こちらの旅館は温泉地の真ん中あたりにあり修善寺温泉を散策するにはもってこいの場所です。
以下に近くにある人気の観光スポットを紹介しますので、ぜひ修善寺温泉街をお楽しみください。
修禅寺
修善寺にある曹洞宗の寺院、修禅寺。
さすが、温泉街。
なんと修善寺の手水舎は、源泉かけ流しのお湯でした。
それも龍の口から温泉が流れでているのでなんだかそれだけでもご利益ありそうですよね。
夏に出掛けるとさすがに熱く感じるのですがそれ以外の季節なら温かさを感じながら手を清めることができます。
また、実は試飲することもできるんですよ。
知る人ぞ知る!恋愛成就パワースポット 恋の橋巡り
修禅寺と言えば温泉街と思いがちですが実は温泉だけではないんですよね。
恋愛成就として5つの恋の橋巡り。
願いを込めて橋を渡れば願いが叶うとされています。
①渡月橋(とげつばし)別名:みそめ橋
②虎渓橋(こけいばし)別名:あこがれ橋
③桂橋(かつらばし)別名:結ばれ橋
④楓橋(かえでばし)別名:寄り添い橋
⑤滝下橋(たきしたばし)別名:安らぎ橋
この5つの橋を渡って最後に指月殿のそばにある「お伺い石」で願いのチェックをしてみましょう。
それぞれ意味がある素敵赤い橋は、自然溢れる木々ととてもマッチしていてインスタ映え間違えなしです。
大切な人を思い浮かべながらのんびりと橋めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
竹林の小径
修善寺温泉街の中央を流れる桂川沿いの散策道である竹林の小径。
「伊豆の小京都」と呼ばれているように竹林がずらりと並び癒される風景です。
桂川の渓流の音聞きながら竹林を通る爽やかな風をぜひ感じてみましょう。
竹林の中央には大きな竹の円形ベンチがありそこで小休憩を。
そこから上を見上げてみれば青々とした竹林と空の絶妙な風景を楽しめます。
人がいなければ寝そべってまったりとしと過ごすことができますよ。
夜はライトアップされ幻想的な夜の散歩を楽しむことができちゃいます。(日没から23時まで)
また、竹のベンチには時間限定で切り絵アートが照らし出され夜ならでは竹林の小径を見ることができます。
修禅寺温泉新井旅館のまとめ
明治5年創業の老舗、「新井旅館」は登録文化財にもなっているだけあって旅館の建物から庭にいたるまでほんと素晴らしい作りになっています。
新井旅館では、文化財ガイドツアーがあり新井旅館の歴史を知ることができます。
新井旅館に滞在された時の文人墨客のエピソードなどおもしろおかしく説明してくれので興味がある方はぜひ参加されることおすすめします。(有料:500円)
そして、素敵な仲居さんも地元ならではのことなど教えてくれるので楽しい旅のお手伝いとなることでしょう。
コメント